省エネ健康住宅と気密性
こんにちは!
今年をもちまして創業47年目、千葉県習志野で木造住宅専門で二代目の
宮城建設 代表建築士の宮城健志です。
宮城建設は、無垢材や本物の自然素材を使用した健康がいっぱいの、
丈夫な家を建てる地域に根差した健康住宅の会社です。
省エネ健康住宅と気密性の関係
気密性を高くすると計画的な換気をしなければならないと、
危険、もしくは、たまたま気密性が高くなった家というのは、
計画換気をしてないから非常に危険です。
適当に隙間があれば、換気もできて良いかと思われるかもしれません。
確かに風が吹いていたり、屋内外の温度差があれば、換気されますが、
しかし、風もなく温度差がなければ、ほとんど換気されず、
どんどん空気が汚れてしまいます。
熱の損失が少なく住人に理想的な換気量は
概ね一時間に0.5回です。
つまり、C値5という今の平均的な住宅ですと、風がなく
風がなく温度差が10℃の場合の一時間当たりの
換気回数はわずか0.17回です。理想的な0.5回より
大幅に少なくなっています。
温度差が30℃になって、ようやく0.5回になります。
しかし,温度差が30℃になる時は真冬の外が
氷点下になる時だけです。
ですから、強い風が吹いていなければ、
多くの場合今の住宅は、換気不足なんです。
それなのに計画的な計画的な換気を考えていない
場合が多い為,慢性の換気量となり,結露,
カビ、ダニの発生、シックハウスという
問題が起きやすくなっていたのです。
2007年7月頃から建築基準法が改正されて
今後立てる住宅には二時間に1回以上入れ替わる
24時間換気システムを導入することが義務付けされました。
これはシックハウス対策の法改正ですが、
結露,ダニ,カビに対する,ある程度減らす効果が期待できます。
しかし,今回機密に関する基準は定められませんでした。
実は、換気装置さえ付ければ大丈夫というわけではありません。
意外に思われるかもしれませんが、計画換気を行なうには
気密性を非常に高くする必要があるのです。
例えば、掃除機のホースに穴が空いていたりしたら
吸い込めないように、家出したら隙間だら換気扇の
近くの空気だけ入ってきて、ショートカットが起きて
室内全体の空気を吸い出すことができないのです。
C値が悪いと家の中の空気の計画的な排出が出来なくなり、
トイレの空気が室内側に入って来るということが
起きやすくなります。
様々な実験から言えるのが、風や温度差の影響を受けず、
換気装置を有効に働かせるにはC値が1から2かそれ以下である
必要がある事が分かっています。
C値が良ければ室内の空気が計画どうりに働きます。
さて、この様な本物の省エネ健康住宅には他にも
大きなメリットがあります。
オープンな間取りが可能になるということです。
これまでは、冷暖房が効きにくかった為部屋を
細かく区切る間取りが主流でした。
或いは、部屋と部屋をローカで繋いでたりもしました。
しかし,省エネ住宅では180度変わります。
家全体を少しのエネルギーで冷暖房出来るので、
オープンで自由な間取りが可能になってきます。
吹き抜けは大きな空間と明るさがありますが、
基本性能が低い家で吹き抜けを作ると冷暖房が
効かずに大変でした。
でも、本物の省エネ健康住宅なら
全く問題はありません1階と2階の空気を
一体化できるメリットも生まれるのです。
宮城建設は、千葉県習志野市周辺にて木造住宅専門で自然素材(無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳などオリジナルの本物の自然素材内装材)を扱う地域に根差した建設会社です。