瓦は一生物というけれど、
築40年ほどのお宅にお邪魔しました。
どうも、雨漏りしてるから点検してほしいとのことです。
屋根に上りました。
瓦の屋根です。
家の人は家を建てた時に大工さんにこう言われたと言ってました。
「奥さん、瓦は一生物だから、屋根は絶対に瓦にしたほうがいいよ。」
でも雨漏りしています。これはどういうことですかね?
瓦本体は焼き物だから一生もつかもしれませんが、
瓦の下の防水紙やら、その下の木の板が瓦と同じような耐久性を保持しているかというと、
それは疑問です。
屋根は夏は高温になるし、冬は低温にさらされ、雨が降れば、濡れます。それに漆喰を使用していれば、その漆喰も時と共にボロボロと剥がれ落ちてきます。
瓦は一生物かもしらんけど、その下の防水紙や木の板は一生物ではございません。という方が正しいのではないでしょうか。それに瓦も割れたり、欠けたりしますから。
メンテナンスフリーで一生使えるものなど、この世の中にあるのでしょうか。最近は太陽光発電などもありますが、
10年くらい経つとパワーコンディショナーという機械(太陽光パネルが発電した直流電流を交流電流に変換する)ですが、壊れます。なので、その頃には交換費用も発生します。
太陽光パネル本体は長持ちするかもしれませんが、それを屋根にとりつけている架台やそれをつなげている部品その他はそんなに長持ちするとは考えにくいです。CDが発売された当初は永久にデータを保存できる。なんて振れ込みだったのに。なので、メンテナンスなしで長持ちするものなんて基本的には無いと考えられるのではないでしょうか。?