トイレ物語
私からあなたへの手紙
私はいつも仕事を終えて、会社から帰宅して家に着くと玄関でバイク用ブーツを脱ぎ(通勤用にバイクに乗っているのである。ちなみに名前はロデム号)
トイレに入る。
トイレのドアノブを手前に引きドアを開けると、正面にパールホワイトに優しく輝きを放つ便器が私を迎えてくれる。
ほのかに香るフローラルな香りが気持ちを落ち着かせてくれる。
トイレ用のスリッパに履き替える。さすが、妻のセレクトだ。柔らかく両足をソフトに包み込んでくれるような感触が素晴らしい。
便器には汚れ一つついていない。
便器の前に立つと自動で蓋があがり、
用を済ませた後の洗浄もリモコンのボタンが大きくて、操作を間違えることもない。
立ち上がる時には、木製の握り心地の柔らかい手摺を使えば、足腰への負担も和らぐというものだ。
そして、最後に勝手に水が流れてくれる。
タンクが無い分、以前よりもトイレが広くなったように感じる。(実際に広くなっているのだが。)
便器の表面も特殊な加工で汚れがつきにくくなっているし、
妻も「トイレの掃除が格段に楽になったわ」と言ってくれている。
この言葉を聞けただけでも、便器を交換した甲斐があったというものだ。
何故、もっと早く取り換えなかったんだろう。
とても損した気分だ。
一度この便器を使ったからには、もう以前の便器には戻れない。
しかし、一つ困ったことがある。
外出時に自分の家以外のトイレに入れなくなったのである。
あ、そうそう私からのアドバイスだが、便器を取り換える時は壁のクロスも
同時に張り替えた方がより快適なトイレタイムを満喫できるかもしれないな。
それでは、ごきげんよう