味がわからんかった。
神戸牛を食べました。ある高級そうなお店で、
店の扉を開けると目に飛び込んでくるのは
壁面いっぱいに描かれているドラゴンと桜の絵画でした。
照明も落としてあり、
店内には光が差し込む窓が一つも確認できず、
外部とは閉ざされている感がとても強く感じられました。
そして肝心の肉の味はというと、
美味しいのか美味しくないのかさっぱりわかりませんでした。
食事中は肉の味が全くわからなかったにもかかわらず、
同席者の手前「とても美味しいですね。さすがは神戸牛ですね」
という顔をして食べていました。
ここで、「味のわからねー奴と高級肉を一緒に食ってももったいないぜ」と
思われたくなかったのです。
食事の後に「なんだ俺って見栄っ張りでかっこわりー」って思いましたよ。
また、この食事の最後にデザートが供されたのですが、その時シェフが
「デザートは抹茶です。大丈夫ですか」と尋ねてくるので
「大丈夫です」と答えたのですが、これが全く大丈夫ではなかったのです。
抹茶のお茶請けにはチーズケーキがだされたのです。
そう、私は大のチーズ嫌いなのです。最近はチーズバーガー、チーズ入りのカレー
チーズ入りのラーメン何でもチーズを入れれば美味しくなるみたいな風潮ですが、
これは「とりあえずチーズ入れておけば間違いない」という
安易な考えにすぎません。私は昨今のチーズブームには辟易しているのです。
まあ今回の肉の件については惨敗でしたが、
次回、神戸牛を食べる時までには舌を鍛えて、味がわかるようになっておくぜよ。